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プロコンスル (霊長目) : ウィキペディア日本語版 | プロコンスル (霊長目)
プロコンスル(Proconsul)とは、霊長目ドリオピテクス科(プロコンスル科とも)に属するアフリカヌス(P.africanus),ニャンゼ(P.nyanzae),マジョール(P.major)の3種の総称であり、絶滅した化石霊長類とされる。いずれも東アフリカの中新世中期初頭の地層から化石が発見されており、3種とも外見上の尾を持たないという共通点が見られ、現在では人類とチンパンジーの共通の祖先と考えられている。 ==発見== 1948年、古人類学者のリーキー夫妻によって東アフリカ、ビクトリア湖に浮かぶルシンガ島の中新世の地層から化石が発見された。その後、湖岸地帯からも多くの獣骨に混じって化石骨が見つかり、詳しく研究された結果、チンパンジーの祖先と考えられるようになった。形態学的に見てP.majorからゴリラが、P.africanusからチンパンジーが派生したとされている。 学名の由来は、ロンドン動物園にいた“コンスル(古代ローマの最高公職をあらわす役職名)”と呼ばれていたチンパンジーの名に、「先祖」という意味をこめてラテン語の pro(それ以前の)という接頭辞を付けたとされる。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「プロコンスル (霊長目)」の詳細全文を読む
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